足裏を遊びの中で刺激し、身体のセンサー機能を活性化し、バランス能力を発達させていきたいというねらいの中で、センサリーマット(感覚マット)を巧技台やバランスストーンと組み合わせてサーキットを作り、アスレチックふうにして積極的にマットを踏めるように導線を作り、楽しめる環境作りを配慮しました。
センサリーマットはすべて手作りで、人工芝マット(チクチクマット)・冷却ジェル(プルプルマット)・ブロックを置き足つぼマット・その他にもラップ芯・プチプチシート・ペットボトルのキャップなどを用いました。
相手から触れられるのは苦手・・・でも自分から触りに行くのは大丈夫・・・そういった場合も多いと思います。自分から触りに行くときは、その物に対して注意・関心を向けていることが多く、識別系にはいりやすいです。
「視覚」「触覚」「痛覚」など感覚あそびを通して、脳の発達を促すことができることと、足裏の感覚神経を刺激することで、バランスをとりやすくなったり、踏ん張る力をつけることへもつながります。
~子どもたちの反応~
☆触ってみよう! ☆少し怖いなぁ~ ☆おっとっと・・・! ☆ここ、痛いねぇ~ ☆ふわふわで気持ちいい~! ☆冷た~い!
☆ふみふみ~ふみふみ~ ☆ちょっと痛いけど5数えて立ってみよう! それぞれの素材の感触をゆっくり、じっくり感じているようです。
苦手なことを訓練のように練習しても逆効果の時もありますね。適切なアプローチを続けていくことで、少しずつできることが増えていきます。
自分の足がしっかりと使えるようになると、歩行や姿勢の安定だけでなく、そこから派生する意欲や自信につながり、大きく成長していけることを期待しつつ・・・
これからも一人ひとりのお子さまの少しの変化をみつけては、お家の方々へお伝えし、共有し、共に成長を育んでいきたいと願います!
by:ちづる先生